こんなん読んだ(2021年8月)

だいぶながくかかっちゃったけど、下記の本よんだよ。 シッダールタ・ムカジー(2020)『遺伝子-親密なる人類史-』早川書房. www.hayakawa-online.co.jp www.hayakawa-online.co.jp 遺伝にまつわる科学・技術の歴史。遺伝学や遺伝子工学にかかわる説明も…

こんなん聞いた(2021年3月)

今月はなんだかいろいろオンラインの学会やら、研究会、コンファレンスなんか聞いているぞ。俺日記。 岡山弁護士会シリーズ憲法講演会No.26 山本龍彦慶応義塾大学教授「AI時代におけるプライバシー:情報自己決定権の確立に向けて」2021年2月27日13時~15時 …

こんなん読んだ(2021年2月)

田代志門(2020)『みんなの研究倫理入門 臨床研究になぜこんな面倒な手続きが必要なのか』医学書院. 3名の登場人物による対話形式の(医科学の)研究倫理入門。対話形式だと、一般的には誰か先生が教えるという形だが、本書は著者の意図として対話の中から…

こんなん読んだ(2020年12月)

最近読んだ本をランダムに。追加していくことになるんじゃないかしらね。 標葉隆馬(2020)『責任ある科学技術ガバナンス』ナカニシヤ出版.(12月27日読了) 科学技術評価と科学技術政策に関する、学部~大学院レベルのテキスト。科学技術政策と研究評価の…

加藤尚武(2020)「AIの数学者は、唯名論者か、プラトン主義者か」

加藤尚武(2020)「AIの数学者は、唯名論者か、プラトン主義者か-プラトンからゲーデルまで」『生存科学』31(1), 3-14. 御恵贈いただいて拝読。本論文は、アプリオリな知をめぐる哲学史をまとめたうえで、総合的なアプリオリな知は不可能であって、総合的命…

最近読んだ本(2020年7-8月くらい)

とくに一般向けの本について最近読んだ本の紹介。 松原仁(2018)『AIに心は宿るのか』集英社. 将棋をはじめとするゲームのAIで著名な人工知能研究者による一般向けの解説書。21世紀に入ってからは、地域観光やモビリティへのAIの応用による地方創生などに…

「次世代モビリティ社会を考える夕べ 第2夜『移動の価値とモビリティの未来』」

次世代モビリティを考える名古屋大学未来社会創造機構のレクチャー、聞いたよ。名古屋大学大学院情報学研究科の久木田水生先生がファシリテータで、講師は、京都市立芸術大学の磯部洋明先生と、豊橋技術科学大学の岡田美智雄先生。 磯部先生の講義は「宇宙に…

岡山のコミックサロンG.I.F.Tに行ってきたよ

岡山のコミックサロンG.I.F.T.から購入した、松山洋原作・松島幸太朗画『チェイサーゲーム』きたよー。 『チェイサーゲーム』届いた!メルカリの「専用品」取引を活用して、支払い(クレジットカード)&受け取り。このために、五十路にしてはじめてメルカリ…

『データで読み解くスマホ・ケータイ利用トレンド2018-2019ケータイ社会白書』

ケータイ・スマホ関係のこと調べるということで、引き続き下記の本を読んだよ。 株式会社NTTドコモモバイル社会研究所編著(2018)『データで読み解く利用トレンド2018-2019ケータイ社会白書』中央経済社. 同社が独自に行ったウェブ調査、訪問対面調査(若…

調べもの:スマホ・ケータイ関連

スマホ・ケータイ関連について話さなくちゃいけないので、調べたよ。調査に役立ちそうな資料のリンクをつくっておくよ。俺用メモ。 ケータイ社会白書Web版 2019年版 http://www.moba-ken.jp/whitepaper/wp19.html ケータイ社会白書Web版 2018年版 http://www…

『VR原論』刊行記念 服部桂×GOROman 講演&トークセッションに行ってきたよ

8月8日(木)午後7時30分少し前、銀座蔦屋書店(GINZA SIX 6階)にたどり着いたものの、講演&トークセッションが行われる会場がどこかわからず、ぐるぐるとおしゃれな店内を徘徊してしまった。やっとのことで、お客が途切れたタイミングを見つけてレジカウ…

『PIXARのひみつ展 いのちを生み出すサイエンス』後記ーアマプラの子供向けアニメは結構いいんだが

しかし、だからといって、アメリカの3D CGアニメーションと同じ道を歩むべきかどうかはわからないな。 子どもにつきあって、Amazon Prime(アマプラ)の子ども向けアニメを最近はよく見ているんだけど、海外の子ども向けアニメは必ずしも3D CGアニメーショ…

『PIXARのひみつ展 いのちを生み出すサイエンス』に行ってきたよ

6月7日(金)、六本木ヒルズで開催中の『PIXARのひみつ展 いのちを生み出すサイエンス』に行ってきた。「いいよー」という話が、Twitterなどで流れていたし、授業(産業と技術の歴史)で、CGの歴史や基本的な仕組みを解説するのによいだろうと思って出かけた…

VR生誕祭 at 朝日新聞社メディアラボ渋谷分室

幻の名著、服部桂著『人工現実感の世界』(工業調査会, 1991)が、その後のVRの発展も含めて、先月2019年5月『VR原論』(翔泳社)として復活した。この出版を記念して、VR生誕の日とされる6月7日、VR30周年を祝う「VR生誕祭」が開催された。本日聴講したこの…

「世界わがこころの旅 ドイツ バウハウスからすべてがはじまった」

某友人が以前録画してくれた標題のDVDを見直したところ。というか、実は初見。NHKの番組表検索では、1996年5月18日(土)午後10時~10時45分まで放映されたとのこと。 デザイン史学者(当時の肩書は、「デザイン評論家」)の柏木博さんが、デビュー作の近代…

「政府、反撃用ウイルス初保有へ」『共同通信』2019年4月30日

「政府、反撃用ウイルス初保有へ」『共同通信』2019年4月30日 https://jp.reuters.com/article/idJP2019042901001915?fbclid=IwAR02YuGDtv1NI_1rwFlSwRsoqi_yrLX2Sqa-ff5zKowNNXn_Rbfwm8pOUAg 一般的に、サイバー攻撃は誰が攻撃したか不明で、本当の敵はだれ…

齊藤了文(2019)『事故の哲学 ソーシャルアクシデントと技術倫理』講談社メチエ

IoTによってメーカーの仕事がものづくりからサービス化する(メンテナンスが重要になる)とここ数年言われているけど、本書によれば、すでに製造物責任法制定とその発想じたいにものづくりのサービス化の思想があったとのこと。米国での製造物責任法制定背景…

「何がセーフか分からない」ウイルス罪で罰金刑を受けた技術者の嘆き

「『何がセーフか分からない』ウイルス罪で罰金刑を受けた技術者の嘆き」『日経XTECH』2019年4月24日 いわゆる「コインハイブ事件」よりも前に、遠隔操作アプリの紹介記事をネットに投稿し、不正指令電磁的記録提供罪で罰金刑を受けたエンジニアへの取材。 …

「ネットの暗部、技術で克服 ユーチューブCEOが語る責任」(日本経済新聞2019年4月21日記事)

『日本経済新聞』2019年4月21日の記事。 YouTubeのCEOスーザン・ウォージスキのインタビュー。 YouTubeの不適切動画(残酷動画、アダルト動画等)の検索・削除のため、ルールを設定。各国の規制を追って、ルールを作成し、昨年(2018年)はルールを30回以上…

AIを含めた先端技術の利活用と立法政策-技術と法の在り方と倫理-

AIを含めた先端技術の利活用と立法政策-技術と法の在り方と倫理- https://sites.google.com/view/rikenaip-utilizationofaiandlaw/ 1月にはこれも聞きに行っていたんだけど、これが、例の何度もダウンロードフォルダのファイルを間違っていじって、家に帰…

平成30年度全国消費者フォーラム聴講記

2月26日(火)、アルカディア市ヶ谷で開催された平成30年度全国消費者フォーラムを聴講した。研究費で出張したので復命書を作成したのだが、それに添付した報告書。こちらも役立つ人がいるかもしれないので、公開。どんどん公開。 平成30年度全国消費者フォ…

第4回法と情報研究会聴講記

明治大学法学部の夏井高人先生が主催する標記研究会を聴講したので、当日の配布資料とノートから報告メモ。無償公開の研究会とのことで、ご報告の掲載を許していただきました。個別報告者には確認をとっていないので、思わぬ誤りがあるかもしれません。文責…

アルビン・トフラー、ハイジ・トフラー(1995)『第三の波の政治--新しい文明をめざして』徳山二郎訳、中央公論社.

一昨日あたりから調子が悪くなって、結局昨夜から本格的に調子が悪いので、本日学校を休んでしまったのだが、ちょうど『第三の波の政治』の古書が届いていたので、読んでみた。メディアアーティストの沖啓介さんに教えていただいた本。沖さんは、Facebookで…

奥村先生の話を聞いて(フェイクニュースシンポジウム)

先日のフェイクニュースシンポジウム(2019年3月31日、於、立教大学。報告は、4月14日のブログ参照)で、三重大学名誉教授の奥村晴彦先生が偽ニュースに騙されない情報リテラシーについて講演されていたのだけど、聞きながら「あちゃー、しまったー」という…

フェイクニュースシンポジウム聴講記

2019年3月31日、立教大学太刀川記念館で開催された特別シンポジウム「フェイクニュースとどう向き合うかーメディアの現場と社会科学・情報科学の対話ー」を聴講しました。当日の配布資料と大谷のメモから聴講記録を作成したので、PDF化したもの(フェイクニュ…